51.相続と法律2

どくが君
遺言とかってよくドラマとかで見るよ!テレビではだいたい卑しい人には相続されないよね!
先生
まぁ、現実世界でもありえることだね。ここらへんはどくが君に限らず、大半の人は将来必要になるからしっかりと覚えておくんだよ。

遺産分割

遺産分割の種類

指定分割

遺言によって遺産を分割する方法。

協議分割

相続人全員の協議によって遺産を分割する方法。

調停分割・審判分割

協議が成立しない場合、調停分割となり、調停でもまとまらない場合に審判分割(家庭裁判所)となる。

遺産分割の方法

現物分割

遺産を現物のまま分割する方法。

換価分割

遺産の全て or 一部をお金に換えて、そのお金を分割する方法。

代償分割

ある相続人が現物で取得し、他の相続人にお金を支払う方法。

遺言

遺言とは、人の生前における最終的な意思表示を残したもの。

遺言の要件

  • 満15歳以上で、意思能力がある人。
  • いつでも内容を変更することができる。
  • 複数の遺言状が存在した場合は、作成日の最も新しいものが優先される。

遺言の種類

自筆証書遺言

本人が全文を手書きしたもの。(ワープロなどはNG!)

証人は不要、検認は必要

公正証書遺言

公証人役場で遺言の内容を口頭で伝え、文書化してもらうもの。

証人は2人以上、検認は不要

秘密証書遺言

自分で作った遺言に封をし、公証人役場に持っていくもの。

証人は2人以上、検認は必要

検認:家庭裁判所が遺言書の内容を確認し、偽造などを防止するもの。

遺留分

一定の相続人が受け取れる、最低限の遺産のこと。

配偶者 or 子:法定相続分の1/2

直系専属(父母 or 祖父母など):法定相続分の1/3

遺留分減殺請求権

遺留分を侵害する行為の効力を失わせることができる権利。

遺留分減殺請求権の時効

以下のいずれかの場合、時効となり権利を失う。

  • 相続の開始 or 遺留分の侵害を知った日から1年
  • 相続の開始から10年

※家庭裁判所の許可を得ることで、相続開始前に遺留分を放棄することが可能。

どくが君
15歳以上だったらボクももう遺言を書いても良いんだね!でもしっかりと決められた方法に従わないと無効になるんだね!注意しなきゃ! 
先生
ここで赤字で書いたところは要チェックだよ。もしものときのために遺言を残しておくことはとても大事なことなんだよ。
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