どくが君
先生!今までありがとう!いろんなことを知れて楽しかったよ!
先生
これでお別れみたいで悲しいじゃないか。どくが君がここまでやる気になってくれて先生も嬉しいよ。さて、最後の講義をはじめようか。
事業承継対策
中小企業では、経営者の死亡などにより、事業の継続が困難になる可能性がある。それを防ぐために、経営者が死亡した際に、後継者へと事業承継することが必要となる。
株価の引き下げ(相続税負担の減少)
役員退職金の支給
退職金を支給することにより、会社にある現金が減少し、純資産が減少させることで株価を引き下げる。
※純資産価額方式の対策。
役員退職金は費用として計上されるので、利益額を減少させることで株価を引き下げる。
※類似業種比準方式の対策。
配当金の引き下げ
株式の評価額は、配当金額が考慮され決定されるので、配当金を減少させることで株価を引き下げる。
※類似業種比準方式や配当還元方式の対策。
自社株対策
自社株を後継者に贈与
後継者に自社株を贈与することで、経営支配権を確保することが可能。
納税資金対策
生命保険加入
被保険者を経営者、受取人を会社とすることで、死亡退職金の支払い原資を確保できる。
非上場株式等についての贈与税(相続税)の納税猶予
後継者が、前経営者から贈与(相続)により、経済産業大臣に認定を受ける非上場株式等を、全部 or 一部を取得し、経営を承継する場合は、その非上場株式等の贈与税の納税の全額(相続税の納税の80%)猶予される制度。
※ただし、発行済み議決権株式総数の2/3までが限度。
どくが君
会社を継続させるためには、きちんと後継者を用意することが大事なんだね!先生が会社を作ったら、ボクを後継者にしてね!いっぱい教えてくれてありがとう!!
先生
実は来年、会社を立ち上げる予定なんだ。どくが君をヘッドハンティングする日が来るかもね。そして、これからもよろしくな、どくが君!