7.ライフプラン策定上の資金計画

どくが君
教育資金か〜。ボクも私立ばっか通わせてもらってるからここらへんの何かを使ってるのかな〜。住宅ローンはお父さんが話してることあるからなんとなく知ってるよ!
先生
それはご両親に感謝しなきゃだね。どくが君の家はあんなに立派だからおそらく住宅ローンを利用しているのだろうね。ここらへんは若い人たちにも理解しやすいかな。

教育資金計画

こども保険(学資保険)

  • 親が死亡(または高度障害)した場合、以後の保険金を支払わなくても満期保険金入学祝金を受け取れる。
  • 親の死亡後、保険期間終了時まで年金(育英年金)が支払われるものもある。

教育ローン

・公的ローン(国)

教育一般貸付と呼ばれ、最高350万円。固定金利で最長15年。世帯の年収制限がある。

・民間ローン(銀行、労働金庫、JAなど)

無担保の商品、有担保の商品、金利についても固定金利のもの、変動金利のものとさまざまである。

奨学金制度

日本学生支援機構が代表的。親の所得金額による制限がある。

無利息の第1種奨学金、利息ありの第2種奨学金がある。

どくが君
親が亡くなったりしても学校に行くことができるんだね。奨学金はもらってるって言ってる友達がたくさんいたよ!
先生
そんなことは考えたくないが、もしもの時に大事なことだね。奨学金はいわゆる免除の第1種、借りて主に働いた後に返済する第2種があるんだ。

住宅取得資金計画

金利

・固定金利型

ローン申込時の金利が開始から終了まで適用される。

・変動金利型

市場の金利変動が適用される。

・固定金利選択型

開始後、一定期間を固定金利とし、その後は上記どちらかを選択できる。

固定金利の方が金利は高くなる

返済

・元利均等返済

毎回の返済額が一定となる方法。開始時は利息の割合が高く、徐々に元金の割合が高まる。

・元金均等返済

毎回の返済額のうちの元金が一定となる方法。毎回の返済額が徐々に減少していく。

※基本的には、元金均等返済のほうが返済金額は少なくなる。(元利均等返済の開始時はほぼ利息支払いのため)

どくが君
たしかウチでは毎回同じ金額を払ってるって聞いたことがあるよ。じゃあウチは『固定金利型の元利均等返済』ってことだね!
先生
おそらくそうだろうね。まだ支払いはじめの場合は固定金利選択型の可能性もあるね。もし元金均等返済だったら少しずつ安くなっていくはずだからね。

種類

・財形住宅融資

財形貯蓄を行っている場合、一定の条件を満たすとき、購入価格の90%以内の融資を受けられる。

融資条件 ・1年以上継続して積立を行っていること
・貯蓄残高が50万円以上 など
融資金額 購入価格の90%以内(一般財形、住宅財形、年金財形の合計貯蓄残高の10倍以内で4000万円以内)
金利 固定金利(5年ごとに見直し)

・フラット35

融資条件 ・本人が居住を目的とすること
・70歳未満であること
・価格が1億円以下であること
融資金額 購入価格の100%以内(8000万円以内で、90%超の場合は金利が上がる)
金利 固定金利(見直しはなし)

※保証人、保証料は不要であり、繰り上げ返済の手数料は無料。

繰り上げ返済

・返済期間短縮型

毎回の返済額は変えず、返済期間を短縮する方法。

・返済額軽減型

返済期間を変えず、毎回の返済額を減らす方法。

どくが君
90%とか100%までローンできるんだね!すごいな〜。
先生
もちろん、利息もあるし長期的な支払いになるから大変だけどね。ローンを計画的に立てるためにも知識は大事だね。
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