ポートフォリオとは
所有する資産の組み合わせのこと。
ポートフォリオ理論とは
性格の異なった複数の銘柄へ投資することにより、より安定した収益を上げるための投資方法。
ポートフォリオ理論で用いる指標
投資収益率
投資額に対する収益の割合。
投資収益率 = 収益 / 投資額 × 100
期待収益率
予想されるシナリオとそのシナリオの発生確率を定め、それぞれの予想投資集積率を加重平均したもの。
例)
期待収益率 | 確率 | |
好況 | 10% | 30% |
普通 | 3% | 50% |
不況 | -7% | 20% |
期待収益率 = 10% × 0.2 + 3% × 0.5 + -7% × 0.3 = 1.4%
これをポートフォリオの期待収益率にあてはめると
期待収益率 | 確率 | |
A証券 | 5% | 30% |
B証券 | 3% | 50% |
C証券 | -2% | 20% |
のように分散して、運用することとなる。
標準偏差
期待収益率からのばらつきの度合いのこと。数値が大きいほどリスクが高く、小さいほどリスクが低い。
※標準偏差計算は難しいので、覚える必要はありません。
相関関数
金融商品の値動きが似ているか異なるかを表すもの。
-1:証券の値動きが真逆 ← リスク低減効果が最大
0 :証券の値動きに相関がない
+1:証券の値動きが同じ ← リスクが最大
ポートフォリオ理論で用いる評価法
ベンチマーク比較
目標や基準(ベンチマーク)を上回ったか下回ったかで評価する方法。ベンチマークには日経平均株価、TOPIXなどが用いられる。
シャープレシオ
投資の効率性を示すもので、リターンから無リスク資産(預貯金など)の収益率を控除した数値をポートフォリオの標準偏差でわった数値。
アセットアロケーションとは
国内株式、国内債券、海外株式、海外債券、不動産などの複数の異なる資産(アセット)に配分(アロケーション)して運用すること。
リスクをできるだけ最小化しつつ高いリターンを獲得することを目的として資産の配分を行うことを目的としている。