金利とは
お金を一定期間貸し借りする際の値段。
単利
当初預け入れた元本に対してのみ利息がつく計算方法。
元利合計 = 元本 × (1 + 年利率 × 預入期間)
例:100万円で5%の単利で5年間預ける
100万円 × (1 + 0.05 × 5) = 125万円
複利
運用期間中に発生する利息を元本に繰り入れ、それを新しい元本とし再計算する方法。
元利合計 = 元本 × (1 + 年利率)の年数乗 (1年複利の場合)
例:100万円で5%の複利で5年間預ける
100万円 × (1 + 0.05)の5乗 = 100万円 × 1.1025 = 127.63万円(小数点以下第三位四捨五入)
※言葉で書くと難しく見えるが、最初の100万円に105%を毎年かけていくのが単利、100万円が2年目に105万になったものに、また105%をかけて、それを毎年繰り返すのが複利である。
固定金利
預け入れたから、満期までの金利が変わらないもの。
変動金利
市場金利の変化に応じて、金利が変動するもの。
利回り
元本に対する1年当たりの(平均)収益のこと。
利回り = 収益合計 / 預入合計 / 元本 × 100
例:100万円を預け入れ、1年目の利息が1万円、2年目の利息が2万円、3年目の利息が3万円の場合の利回り
利回り = (1万円 + 2万円 + 3万円) / 3年 / 100万円 × 100 = 2%
※利息の受け取り方には定期払いの利払型、満期や解約時に一括払いの満期一括払型がある。
金融類似商品
税法上はその収益が利子所得以外に分類されているが、実質的には利子とみなすことのできる商品。
5年以内に満期や解約となる場合、受取金額と払込保険料との差益に対して20%(所得税15%、住民税5% ※1)の源泉分離課税(ほかの所得と関係なく定率の課税)がかけられる。
一時払変額保険や一時払養老保険が、代表的なものである。
※1 ほかに復興特別所得税0.315%
要件
- 保険期間が5年以内であること(保険期間が5年を超える契約であっても、契約日から5年以内に解約されたものを含む)
- 保険料の払い込み方法が一時払い、または、契約日から1年以内に保険料総額の50%以上を払い込むもの、契約日から2年以内に保険料総額の75%以上を払い込むもの
- 保障倍率が、(災害死亡保険金 ・病気またはけがによる入院・通院給付日額×支払い限度日数の合計額)が満期保険金額の5倍未満であることかつ普通死亡保険金額が満期保険金額の1倍以下であること
の全てを満たすもの。