どくが君
外貨建て商品ってことは円じゃなくてドルで積み立てるってことだね!
先生
それも一つだね。ドル以外にもたくさんの外貨が存在するからね。外貨建てのメリットやデメリット、そしてリスクなどを見ていこう。
外貨建て商品とは
取引価格が、アメリカドル(米ドル)・ユーロ・イギリスポンド・カナダドル・豪ドルのような外貨建ての金融商品。
為替相場(レート)
外国為替市場において異なる通貨が売買される際の交換比率のこと。
TTS(電信売相場) ※S = Selling
円 → 外貨 に交換するときのレート。
TTB(電信買相場) ※B = Buying
外貨 → 円 に交換するときのレート。
※TTM(仲値):TTSとTTBを決定するための基準になるレート。
為替リスク
外貨建て資産の為替相場の下落(上昇)によって損失を被る(利益を得る)危険性。
為替差益
為替レートの下落によって生じた損失のこと。
為替差損
為替レートの上昇によって生じた利益のこと。
外貨建てのメリット :高い金利の通貨で運用することができる。貯蓄性で有利。
外貨建てのデメリット:一般的に、為替手数料がかかる。流動性が低い。
外貨建て商品と課税
外貨預金
利息:利子所得(※1)
為替差益:雑所得
外国株式
売却益:譲渡所得
配当金:配当所得
外国債券
利息:利子所得(※1)
償還差益:雑所得
外国投資信託
利息:利子所得(※1)
為替差益:雑所得
※1 利子所得→源泉分離課税(20.315%) = 所得税(15%) + 住民税(5%) + 復興特別所得税(0.315%)
どくが君
円より金利の良い外貨を選ぶと、うまく貯蓄ができて有利だけど、その分、手数料がかかったり、もしかしたら円よりも暴落してしまうリスクがあるってことだね!
先生
この章は理解がしやすかったみたいだね。その調子で次からもじゃんじゃん進めて行こう。