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13.生命保険2

どくが君
まだまだ続くんだね。ここが頑張り時だね、先生!
先生
頑張るんだ、どくが君。まだまだ道のりは長いぞ。今回は、保険契約や保険の税金についてを中心に見ていこう。

生命保険契約

生命保険の責任開始日

保険会社が、保険金を支払う義務が発生する開始日のこと。

これは「申込み」「告知・診査」「第一回保険料の払込み」の3つすべてが完了したときとなる。

 

保険料の猶予期間

保険料の支払い方法には、年払い、月払い、半年払いなど多数存在するが、支払いを滞納してすぐに契約解除されるわけではない。

払込期月 払込猶予期間
月払い 月ごとの契約応当日の属する月の1日から末日まで 払込期月の翌月の1日から末日まで
半年払い 半年ごとの契約応当日の属する月の1日から末日まで 払込期月の翌月の1日から
翌々月の月単位の契約応当日まで
年払い 年ごとの契約応当日の属する月の1日から末日まで

2/22が契約応答日の場合、月払いでは3/31まで。半年払い、年払いでは4/22までが猶予期間となる。

 

猶予期間中に保険料を支払わない場合は、契約が失効し、さらに失効後に、所定の手続きを行えば、契約を復活させることもできる。もちろん、未払いの保険料は支払わなければならない

※自動振替貸付制度

保険料の払込みがなかった際に、保険会社が解約返戻金を限度とし、保険料を立て替えてくれる制度がある。

どくが君
うっかり保険料を払い忘れても、救済措置があるんだね!まぁ、ボクの記憶力なら忘れるわけないと思うけどね!
先生
ちょっとにわかに信じがたいが…。払込猶予期間は払い方によって違うからしっかりとチェックしておこう。

保険の見直し

保険は経済的事情や、家族構成の変更など、それぞれに合ったものに見直す必要がある。

例えば、結婚した時、子どもが生まれたとき、より多くの保険料を払込むことが多い。

 

払済保険

保険料の払込期間が終わっていないのに払込みを中止し、以後の保険料を払込まないかわりに、保障額(保険金額)を下げた保険に変更したもの。

  • 契約期間は同じまま。
  • 保険金額は下がる。
  • 特約は消滅する。

延長保険

それまで入っていた保険の払込みを中止・解約して得られる解約返戻金を元手に、解約前と同額の定期死亡保障に入り直すこと。

  • 契約期間は短くなる。
  • 保険金額は同額。
  • 特約は消滅する。

契約転換制度契約者貸付制度もある。

どくが君
短い時間でも良い待遇を受けるか、待遇は下がってもいいから期間を長くするか…。どっちがいいのかな?
先生
もちろん、どちらにもメリット・デメリットが存在するよ。そこについてはFPに合格してからゆっくり考えよう。

生命保険料控除

生命保険料控除額(所得税の最高額)

生命保険料控除 個人年金保険料控除 介護保険料控除
〜平成23 50000円 50000円 - 100000円
 平成24〜 40000円 40000円 40000円 120000円

※住民税は、H23以前が35000円、H24以降が28000円である。

・細かい計算までは覚える必要はないが、時間に余裕があればこちらも目を通しておこう。

 

個人年金保険料控除

  1. 年金の受取人は、保険料の払込みをする者(=契約者)、又はその配偶者となっている契約であること。
  2. 年金受取人は被保険者(保障の対象者)と同一人であること。
  3. 保険料払込期間が10年以上であること。
  4. 年金の種類が確定年金の場合、年金支払開始日における被保険者の年齢は60歳以上で、かつ年金支払期間が10年以上であること。

が個人年金保険量料控除を受けられる条件である。

 

保険料の税金

死亡保険金の課税イメージ

契約者 被保険者 受取人 税金
相続税
所得税
贈与税

満期保険金、解約返戻金の課税イメージ

契約者 被保険者 受取人 税金
誰でも
OK
所得税
贈与税

 

※保険期間が5年以下の一時払養老保険等の満期保険金は、20%(所得税15%、住民税5%)の源泉分離課税となる。

個人年金保険の課税イメージ

死亡給付金の場合:

契約者 被保険者 受取人 税金
相続税
所得税
贈与税

年金受給権の発生時の場合:

契約者 被保険者 受取人 税金
誰でも
OK
贈与税
非課税

年金受取時の場合:

基本的に所得税(雑所得)。一括で受け取る際には、所得税(一時所得)となる。

 

非課税のもの

  • 入院給付金
  • 特定障害保険金
  • 手術給付金
  • 高度障害保険金
  • リビングニーズ特約保険金

など。

どくが君
うわ〜いっぱい税金の名前がでてきたよ〜。こんなに覚えられるかな?
先生
所得税は給料としてもらう、贈与税は誰かにあげる、相続税は相続する、といったイメージだ。それを頭に入れて、練習問題を解けば、イメージが固定してくるはずだ。

税金の計算

相続税の計算法

非課税限度額 = 500万円 × 法定相続人の数

贈与税の計算法

110万円の基礎控除

所得税(一時所得)の計算法

(保険金 – 払込保険料) – 50万円

所得税(雑所得)の計算法

年内に受け取る年金額 – 必要経費

 

生命保険契約の権利引き継ぎ

生命保険契約者が(例えば夫が)死亡した場合は、別の者(妻)に権利を引き継ぐことができる。

この際に、解約返戻金生命保険契約に関する権利の評価額となる。

どくが君
計算がいっぱいでてきたよ。ボクにもできるかな?誰かが入ってた保険を他の人が引き継ぐこともできるんだね。
先生
ここの計算は非常にテストで問われやすいところだ。何度も何度も練習問題を解くことをオススメするよ!

法人契約の生命保険

ハーフタックスプラン(1/2養老保険)

一定の要件を満たすと、養老保険の支払保険料の1/2を経費として、損金算入(福利厚生費)することができる。

※残りの1/2を資産計上(保険料積立金)する。

 

長期平準定期保険

一定の要件を満たした、期間の長い保険は定期保険のことで、保険期間が 非常に長く、終身保険に近い死亡保障が得られるもの。

前半6割の期間:1/2が損金算入、1/2が資産計上

後半4割の期間:全額損金算入

 

個人年金保険

死亡給付金の受取人 年金の受取人 経済処理
法人 法人 資産計上
労働者の遺族 労働者 給与
労働者の遺族 法人 90%が資産計上、10%が損金算入。

※労働者 = 役員 or 従業員とする。

 

法人が支払った保険料の経済処理

定期保険、特約:損金算入

養老保険、終身保険、年金保険:資産計上

※保険金の受取人が被保険者やその遺族の場合は給料とみなされ、損金算入。

 

法人が受け取った保険金の経済処理

全額、益金算入(雑収入)、法人税の課税対象となる。

※保険料が資産計上されている場合は、資産勘定されている部分を保険金から差し引くことができる。

どくが君
だめだ!ここはわからないから捨てよう!きっとここは本番のテストじゃ出ないよ!
先生
合格点は6割だから、自分の苦手だと思う範囲はある程度削るのも確かに一つの手だ。専門用語が増えてくるから、わからない場合は『FP用語集』を参考にしよう。