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19.債券投資

どくが君
債券って国債とか社債のアレかな?お金を集めるために発行するものだよね?
先生
そうだね。債券はいろいろな側面で分類されているんだ。それを詳しく見ていこうか。

債券とは

国(国債)や企業(社債)が、投資家から資金を集めるために発行する借用証明書。

満期(償還期限)まで所有していると、額面金額で償還されるが、途中で時価で売却することが可能。

 

以下のような様々な側面からの分類がある。

債券の発行体による分類

公共債(国や地方公共団体等が発行する債券)

国債(国・政府):

  • 超長期国債
  • 長期国債
  • 中期国債
  • 割引国債
  • 国庫短期証券国債
  • 個人向国債

政府関係機関債(政府関係機関):

  • 政府保証債
  • 財投機関債

地方債(地方公共団体):

  • 東京都債
  • 横浜市債
  • 大阪府債 など

民間債(民間企業が発行する債券)

社債(一般企業):

  • 普通社債
  • 転換社債
  • ワラント債 など

金融債(一部の金融機関):

  • 利付金融債
  • 割引金融債

外国債(外国政府や外国企業等が発行する債券)

外国債券(外国政府、国際機関、外国企業):

  • 円建て
  • 外貨建て
  • デュアルカレンシー

 

債券の利払いによる分類

利付債

利払いのある債券。

  • 固定利付債
  • 変動利付債

割引債

利払いのない債券。

  • 割引債
  • ストリップ債

 

債券の発行時による分類

新発債

新規に発行される債券。

発行条件はその時々の市場情勢で決まる。

既発債

既に市場で取引されている債券。

市場に流通している債券で、その時々の市場価格で取引される。

 

債券の機能による分類

ストレート債

利払いや満期償還がある一般的な債券。

エクイティ債

株式に転換出来たり、引受けの権利が付いた株式絡みの債券。

どくが君
うわ〜こんなにたくさん!全部覚えられるかな〜?
先生
あくまで、様々な側面で見ているので、全て分かれているわけではない。詳しい意味はともかく、はじめに名前と概要を覚えておこう。

債券の利回り

直接利回り

投資元本に対して、毎年いくらの利息収入があるかを見る利回り。

表面利率 / 買付価格 × 100

応募者利回り

新規発行された債券を、償還期限まで所有した場合の利回り。

表面利率 + (額面 – 発行価格) / 償還年限 / 発行価格 × 100

最終利回り

既発債を時価で購入して、償還期限まで所有した場合の利回り。

表面利率 + 額面 – 買付価格 / 残存年限 / 買付価格 × 100

所有期間利回り

債券を償還期限まで所有せず、途中で売却した場合の利回り。

表面利率 + (売却価格 – 買付価格) / 所有期間 / 買付価格 × 100 / 買付価格 

 

債券のリスク

信用リスク

債券の発行者の業務・財務の状況の悪化にともない、 元本の償還や利払いの遅延・不払いといった債務不履行(デフォルト)が生じる可能性を信用リスクという。

A、B、Cのように格付けがされている。

格付けが高い:安全性が高い、債券価格が高い、利回りが低い。

格付けが低い:安全性が高い、債券価格が低い、利回りが高い。

 

価格変動リスク(金利変動リスク)

市場金利の動向、経済情勢、発行者などの信用状況の変化などにより、債券価格が変動し償還前に売却する際に、損失が生じる可能性を価格変動リスクという。

金利が上昇:債券価格が下落、利回りが上昇。

金利が上昇:債券価格が上昇、利回りが下落。

 

流動性リスク

債券は売却することにより、途中換金することができる。ただし、債券の需給状況の悪化により、償還前に換金ができない、または希望する金額で売却できない可能性を流動性リスクという。

 

その他に、途中償還リスク(再投資リスク)、為替変動リスクカントリーリスクイベントリスクなどがある。

どくが君
また計算だ〜難しそうな式だな〜。ボクにもできるかな?
先生
FPで出題される計算は、文字だけ見ると難しいものが多いが、理解ができれば中学生くらいの計算だ。計算は午後試験で特に問われる問題だ。何問か練習問題を解けばすぐに慣れてくるはずさ。